日米友好親善ハナミズキの保存活動

日付: 
2016/5/26 (木)
コース: 
農業コース

本校には、日米友好親善の証として大正4年に米国から贈られてきたハナミズキ(ドッグウッド)の子孫樹があります。農業コース草花専攻班では、このハナミズキを絶やさないようにするため、さし芽などで保存活動を行っています。

 日米友好親善ハナミズキ(ドッグウッド)

 新芽を採取します。

 用土に挿していきます。

 さし芽は、うまくいかないことが多いので、取り木や接ぎ木なども行っていきます。

【本校前庭のハナミズキストーリー】

明治45年日本から米国ワシントンDCへ桜苗木3000本が贈られ、そのお礼として大正4年ハナミズキ(ドッグウッド)の苗木(白花)が40本贈られてきました。そのうちの5本が当時福井城址にあった松平試農場に分配されましたが、大正10年の県庁建設に伴い、松平試農場は金津町山室に移転し、ハナミズキも移植されました。昭和31年松平試農場は、坂井農学校福松農場に引き継がれることになり、昭和44年福松農場閉鎖のため、坂井農業高校前庭に再び移植することになりました。しかし、このハナミズキは、老木であり、カミキリムシの被害などもあって活着しませんでした。現在の木は、静岡市清水興津にある旧農林水産省果樹試験場にある原木から採った子孫樹です。なお、ハナミズキをドッグウッドと呼ぶのは、この木の皮が、犬の皮膚病に効くところからきているそうです。また、ハナミズキの花言葉は「返礼」です。

 日米友好親善のシンボル

 由緒書き