農業研究にかかる合同成果発表会で発表しました

日付: 
2024年2月29日 (木曜日)時分

 農業試験場主催で、ユー・アイふくいで開催された農業研究にかかる合同成果発表会に参加しました。

 丸岡町板倉地区や大森地区、野中山王地区で群集地帯が発見されたアゼオトギリの研究を発表しました。

 九頭竜川パイプラインの整備により自生地であった群集地帯が縮小し、絶滅の危機に瀕している水田の雑草であるアゼオトギリを危機から救う研究を行ってきました。

 地域の保全団体板倉みどりクラブに本校の栽培場所から苗を提供し、自生地近くに整備された保全区に移植することで種(しゅ)を維持しています。

 この活動により、ほかの絶滅危惧種も保全できる手法の開発や地力が低下している水田において農薬や肥料を使わずに栽培できるような地力回復につながることをめざしています。

 いろいろな研究をお聞きして、たいへん参考になり、農業者からの貴重なアドバイスによって新たな課題を見出すことができました。