アゼオトギリの生育促進ができる環境について調査を開始しました

日付: 
2024年4月24日 (水曜日)時分

 アゼオトギリの自生地で行われる保全活動の日が6月2日(日)に決定しました。

 そこで立派な苗を作成するために生育を促進させる環境の調査を開始しました。

 アゼオトギリ勉強会で、三重県の相可高校より苔が生えているところによく生えているという情報を得ていました。

 本校でも同じような状況が見られました。

 そこで、苔が生えている状況での生育調査を行うことにしました。

 また、いしわかめがよく生育しているためアゼオトギリの生育との関係を調査した

 

=実験区=

 ①苔に根をくるみ培養土の上に静置し栽培

 ②培養土に移植後に培養土の表面を苔で覆う

 ③いしくらげに根をくるみ培養土の上に静置し栽培

 ④培養土に移植後に培養土表面をいしわかめで覆う

 ⑤苔といしわかめを混ぜた状態で根をくるみ培養土の上に静置し栽培

 ⑥培養土に移植後に培養土表面を苔といしわかめを半分ずつ覆う

 ⑦いしわかめに直接移植

 

=実験条件=

 草花温室の融雪装置の下に、石や鉢のかけらを置き水をはじくことで水量を調整する

 東側(日照8時間以上)、西側(日照4時間程度)で比較

 ゴールデンウィーク明けには、液体肥料でも生育促進条件を検討予定

 保全活動に向け、大きな株が短時間でできるような条件の確立を目指しています。